
携帯電話やスマートフォンを、ひとり1台は持っている現代社会。
無料通話アプリやSNSの普及もあり、自宅に固定電話を置く人も減ってきているようです。
しかし、それでも固定電話の需要はあります。
・ 法人や契約・融資など、固定電話があることで信用に繋がる
・ 携帯電話より固定電話の方が通話料が安い
・ 子供の連絡用に必要
・ 店舗や事務所に固定電話を置きたい
など、固定電話にもやはり根強い需要はあり、まだまだ無くては困るものです。
インターネットがここまで浸透し、従来の「アナログ電話」ではなく光回線を使った「ひかり電話」の固定電話を引く方も増えてきました。
ということで「固定電話を使いたい」という場合、どのような選択肢があるのか。どれが一番お得なのかなど、まとめてみました。
まだまだ固定電話が必要な方!!
毎月の通信費を少しでも安くしたい方!!
是非チェックしてください!!
目次
NTT加入電話(アナログ電話)
まずはじめに、一番定番のNTTの加入電話(アナログ電話)の料金などについて簡単におさらいします。
壁から電話線を繋いで電話を使う、一般的な方法です。
基本料金 | 1,700円 | ||||
---|---|---|---|---|---|
通話料 | 一般電話宛: 8~80円(3分) | ||||
携帯電話宛:20~40円(1分) | |||||
初期費用 | 加入権(30,000円程度) |
基本料金は昔からずっと変わっていません。
これが普通だと思っているので、高いも安いも思ったことがない方も多いでしょうが、光回線の普及した今の時代では「高い」です。
電話を置いているだけで毎月1,700円もかかってしまいます。
通話料金は、自宅からかける相手への距離によって料金が変わります。近所にかけるなら8円。北海道から沖縄へかけるなら80円といったイメージですね。
また、携帯電話にかける場合はキャリアによって料金が変わってきます。
ドコモなら20円。auやワンモバイルは30円。ソフトバンクでは1分40円もしてしまうんです。1時間話すだけで2,400円もかかってしまい、請求書がきたらビックリしてしまいそうですね。
メタルプラス電話(終了)
以前、KDDIのメタルプラス電話というサービスがありました。
これは、固定電話の通話料金だけでなく基本料金も安くできるサービスで。毎月1,700円かかっていた基本料が、1,400円で使えるものでした。
電話を使う人も使わない人も、必ずかかる基本料が下がり、誰もがお得になるサービスでしたので、少しでも料金を抑えたい方にとってはとっておきの方法でした。
しかし、固定電話も時代の流れとともにデジタル化していき、アナログ電話サービスであるメタルプラスは、提供を終了してしまいました。
他にも、固定電話サービスはたくさんありましたが、携帯電話が普及した今では需要も少なく、ほとんどのサービスが終了してしまっています。
転送電話サービス
基本料金 | 998円 | ||||
---|---|---|---|---|---|
通話料 | 12円(30秒) | ||||
転送料 | 一般電話: 9円(3分) | ||||
携帯電話:18円(1分) | |||||
初期費用 | 2,980円 |
固定電話を自宅に引く以外にも、固定電話の「番号」が使えるサービスです。番号だけを契約して携帯やスマホに転送して貰えるもので、これを使うのもひとつの方法です。
■内容■
・転送サービスを使うと固定電話の番号が作れる
・番号は転送でき、スマホで着信を受けられる
・提供番号を相手側に通知して発信も可
■メリット■
・固定電話本体がなくても固定電話の番号を持てる
・回線を引かずに済み、初期費用・基本料も安い
■デメリット■
・通話料金が高い
・スマホで着信するため、固定電話本体は使用不可
・転送料がかかり、かかってきた電話料金も負担しなくてはならない
「固定電話の番号だけ欲しい」という方や「外出先でもスマホで着信を受けたい」という方には、アナログ電話を引くよりも安くて手軽に始められるので、ちょうどいいサービスですよね。
事業・法人で使う場合
フリーで仕事をしている人なら、先ほどの「転送電話サービス」がピッタリだと思います。しかし「店舗やオフィスで電話機を置きたい」という場合にはそうはいきませんよね。
その場合、アナログ電話を引くしかないのでしょうか。
そんなことはなく、事業用・法人用の固定電話サービスはいくつもあり、用途に合わせてお得に引くことができます。
しかし、仕事で使う場合
・電話機の台数は?
・使いたい電話番号の数は?
・フリーダイヤルなどの機能は必要?
そんな店舗や法人によってピッタリのサービスは異なってきてしまうので、一概には言えません。
一番安いのは「ひかり電話」
固定電話も、アナログではなくデジタルの時代になってきました。
光回線を使って電話をする方法が今ではもはや一般的かもしれません。
アナログ電話 | ひかり電話 | ||||
---|---|---|---|---|---|
基本料金 | 1,700円 | 500円 | |||
固定電話宛(3分) | 8~80円 | 8円 | |||
携帯電話宛(1分) | 20~40円 | 16円 |
ひかり電話は基本料金も安いので「あまり固定電話は使わない」という方にもお得なサービスです。
ひかり電話とアナログ電話の違いは、料金が一番の違いではありますが、通話の品質も良くなり、ノイズも入らずにキレイな音質で通話ができます。
オプションもアナログ電話と同等のもの(ナンバーディスプレイ・キャッチフォン・ボイスワープ・迷惑電話拒否など)があり、何の不便もなく、使い勝手はそのままです。
この光電話にする方法が一番安く持てる方法です。電話を引くならアナログよりもデジタルで引きたいですね。
しかし、この方法はインターネットとセットなので、光電話だけを引くことはできません。
「ちょうどネットも引きたかった!」という方はこれを機にまとめて申し込んだ方がお得ですが「電話だけでいいんだけど」という方はネット慮金も悪化るようになってしまうので「やっぱりアナログよりも高くついちゃうんじゃないの?」と思いがちですよね。
しかし、光電話にした方がネット込みにしても安くなることもあります★
スマホ割を使えばかなり安い!!
現在スマホの大手3キャリアはそれぞれ光回線のサービスを提供しています。そして、光回線をスマホとセット使うことで、スマホの割引サービスを受けることができます。
この割引サービスの割引額が実はかなり大きく「ネットは要らない!」と思っている方でも、光回線も使った方が安くなることがあるんです。
「auひかり」を例に挙げてみますね。
auひかりはインターネットと電話を合わせると、基本料金が5,600円します。高く感じてしまうでしょうが、auのスマホがあれば、一般的なデータ定額(5G)の契約をしている場合、セットで1台1,410円の割引が入ります。
しかもこの割引、家族10台まで適用になるんです。
■auスマホが家族で3台あった場合■
auひかり(ネット+電話) | ¥5,100+¥500 | ¥5,600 |
auスマホ(5G) | ▲¥1,410×3 | ▲¥4,230 |
通信費(実質) | ¥1,370 |
固定電話とネットが、実質1,370円で使える計算になります。
もし家族みんなで同じキャリアのスマホを使っていたり、タブレットも持っていたり、スマホ2台持ちをしている人なんかは、大きな割引を受けることができるんです。
光にはキャッシュバックがある!
アナログ電話を引くには、数万円の初期費用を支払って契約をする上に、何のキャンペーンもありません。しかし、光回線なら数万円のキャッシュバックが貰えちゃいます。
それを踏まえても、アナログ電話に比べたらかなりお得に固定電話を持つことが出来るんですよね。
スマホとセットの光回線を選ぼう!
これまで紹介した通り、お得感のないアナログ電話を引く人は、現在ほとんどいない状況です。今は、光回線とセットで電話を使うのが簡単&安い&お得な方法なんです。
auユーザーの方★auひかり
ネット料金 | 1年目:¥5,100 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
2年目:¥5,000 | ||||||
3年~:¥4,900 | ||||||
光電話 | ¥500 | |||||
初期費用 | ¥3,000 | |||||
スマホ割 | 最大¥2,000 引/台 (10台まで) | |||||
キャッシュバック | 58,000円+¥7,000 |
auひかり電話からauスマホへは24時間無料通話。auひかりの毎月の支払いはauのスマホとまとめることができて楽チンですし、ポイントも一緒に貯まっていきます。
しかも、工事費無料(30カ月の継続利用が条件)!
58,000円の現金キャッシュバックも、ひかり電話を追加すると¥7,000上乗せしてくれるので嬉しいですよね( *ᵅั ω ᵅั*)
auひかりまるごと解説
ソフトバンクユーザー★ソフトバンク光・NURO光
ソフトバンク光 | NURO光 | ||||
---|---|---|---|---|---|
エリア | 全国 | 関東・東海・関西・九州 | |||
ネット料金 | ¥5,200 | ¥4,743 | |||
光電話 | ¥500 | ¥500 | |||
初期費用 | ¥3,000 | ¥3,000 | |||
セット割 | 最大 ¥2,000 引/台 (10台まで) | ||||
キャッシュバック | 37,000円 | 35,000円 |
ソフトバンクユーザーは、「ソフトバンク光」と「NURO光」という2つの光回線でスマホ割が適用されます。
サービス内容的にはNURO光の方がお得ですが、提供エリアが関東・東海・関西・九州だけというネックが。提供エリアの方は、まずはエリアの確認をしましょう。
エリア外の方はソフトバンク光へ。ソフトバンク光は、フレッツ光回線をレンタルしてサービス提供をしているので、全国ほとんどの方が使うことができます。
auひかりが提供エリア外だった人でも入れるので、SBユーザー・Y!mobile以外にスマホ割は適用されませんが、キャッシュバックがあるので、フレッツ光よりはお得に使うことができおすすめです。
ソフトバンク光まるごと解説
Y!mobileとソフトバンクをセットでおトクに
ドコモユーザー★ドコモ光
ネット料金 | ¥5,200 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
光電話 | ¥500 | |||||
スマホ割 | 以下参照 | |||||
キャッシュバック | dポイント |
パケットパック (月額) | セット割(月額) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
戸建 | マンション | ||||||
ウルトラシェアパック100 | ¥25,000 | ¥-3,200 | ¥-3,000 | ||||
ウルトラシェアパック50 | ¥16,000 | ¥-2,500 | ¥-2,400 | ||||
シェアパック15 | ¥12,500 | ¥-1,800 | ¥-1,800 | ||||
シェアパック10 | ¥9,500 | ¥-1,200 | ¥-1,200 | ||||
シェアパック5 | ¥6,200 | ¥-800 | ¥-800 | ||||
ウルトラデータLLパック(30G) | ¥8,000 | ¥-1,100 | ¥-1,100 | ||||
ウルトラデータLパック(20G) | ¥6,000 | ¥-900 | ¥-900 | ||||
データMパック(5G) | ¥5,000 | ¥-800 | ¥-800 | ||||
データSパック(2G) | ¥3,500 | ¥-500 | ¥-500 | ||||
らくらくパック | ¥2,000 | ¥-500 | ¥-500 |
ドコモのスマホをセットで安くするドコモ光がサービスを開始しました。
しかし、ドコモに関してはスマホ割が複雑かつ微妙。使いきれないほどの大容量のデータを家族でシェアしなければ、auやソフトバンクのような大きな割引を受けることはできません。ひとりだと尚更です。
しかも、キャッシュバックもdポイントでのキャッシュバックで使い道が制限され、なんだかお得感に欠けます。
スマホの割引額もイマイチなので、ドコモユーザーに関しては上記3つのような現金キャッシュバックが多く貰える光回線の方が結果お得だと言えます。
まとめ
固定電話を引く方法をまとめると・・・
★ NTTのアナログ電話は高いのでイマイチ
★ 転送電話サービスを使えば電話機が無くても固定電話番号を持てる
★ 光電話が一番お得(CB・スマホ割があり、ネット付でもお得)
となりました。
ぜひぜひ参考にしてくださいね\(^o^)/